MLBでよく聞く専門用語10選|これだけ知れば試合がもっと面白くなる

MLB(メジャーリーグベースボール)は迫力あるプレーが魅力ですが、英語の専門用語が多く、初心者には少し難しく感じることもあります。しかし、基本的な用語を理解しておくと、プレーの意図や選手の戦略がぐっと分かりやすくなり、観戦の楽しさが大幅にアップします。

この記事では、MLB観戦でよく耳にする専門用語を10個厳選し、初心者にもわかりやすく解説します。これだけ覚えれば、MLB中継・ニュース・ハイライトが驚くほど理解しやすくなります。

1. ERA(イー・アール・エー)

Earned Run Average(防御率)の略で、投手の能力を示す最も重要な指標のひとつです。9イニングあたりに与える自責点の平均で、数字が低いほど優秀な投手とされます。

MLBでは防御率3点台ならかなり優秀、2点台以下ならエースクラスとして評価されることが多いです。

2. WHIP(ウィップ)

Walks plus Hits per Inning Pitched の略で、投手が1イニングあたりに許す走者数を表します。

計算式は「(被安打+与四球)÷投球回」。1.00前後であればトップクラスの投手という目安になります。

3. OPS(オーピーエス)

On-base Plus Slugging の略で、「出塁率+長打率」で求められる打撃総合力を示す指標です。打者の能力をひとつの数字で評価できる点が特徴です。

MLBでは、OPS .800を超えると強打者、.900以上ならリーグ上位のスラッガーとされています。

4. Bullpen(ブルペン)

リリーフ投手が試合前や試合中に投球練習を行う場所、または中継ぎ投手陣全体を指す言葉です。

中継ぎ陣が強いチームは「Strong Bullpen(強力なブルペン)」と評価され、終盤の勝率が高くなる傾向があります。

5. Utility Player(ユーティリティプレイヤー)

複数のポジションを守れる選手を指します。外野と内野をまたいで守れる選手や、捕手・内野手の両方をこなす選手は貴重です。

MLBでは、ベンチの選手枠が限られるため、ユーティリティ選手は戦略面で非常に重宝されます。

6. Designated Hitter(DH/指名打者)

投手の代わりに打席へ立つ専属の打者のことです。アメリカンリーグ(AL)で長く導入され、2022年からはナショナルリーグ(NL)でも全面採用されました。

強打者がDHを務めることで、攻撃力アップと投手の負担軽減が期待されます。

7. Closer(クローザー)

試合の最終イニングを任される守護神のような投手を指します。

リードしている試合の最後を締める役割で、9回のマウンドに上がり、相手の反撃を断ち切るのが仕事です。クローザーの安定感はチームの勝敗を大きく左右します。

8. No-hitter(ノーヒッター)

相手チームに一度もヒットを許さないまま試合を終えることです。

四球やエラーで出塁を許してもヒットさえ打たれなければノーヒッターとして記録されるため、完全試合よりは達成される機会が多いものの、それでも非常に貴重な偉業です。

9. Shift(シフト)

打者の打球傾向に合わせ、守備位置を大きく移動させる戦略です。近年のMLBでは左打者に対する極端なシフトが多く見られ、日本でも話題になりました。

2023年からはシフト制限ルールが導入され、極端な守備位置変更は禁止されていますが、戦略の一部として今も注目されています。

10. Walk-off(ウォークオフ)

試合終了となるサヨナラ打のことを指します。

ホームラン、ヒット、エラーなど理由は問わず、得点が入りそのままゲームが終了する場合にウォークオフと呼ばれます。劇的な場面が多く、ファンにとっては最高の瞬間のひとつです。

MLBの専門用語を覚えると観戦がもっと楽しくなる

MLBは独自の指標や文化が発達しており、最初は難しく感じることもあります。しかし、今回紹介した基本用語10個を押さえておけば、中継の解説がぐっとわかりやすくなり、選手の凄さやチームの戦略を深く理解できるようになります。

特にOPSやWHIPなどの指標は、選手の能力を客観的に評価できるため、ニュースやデータの読み解きにも役立ちます。また、ブルペンやユーティリティなどの用語は、MLBの戦略性を知るうえで欠かせません。

これを機に、ぜひMLBの試合を見ながら、専門用語を意識してみてください。きっと今まで以上に奥深さを感じられるはずです。